メリット

1. 耐震性の向上

従来の木構造は耐震性を保持するために耐力壁や柱を増やす必要があり、プランニングの自由度が犠牲となっていました。ストローグは、断面欠損が小さい高強度ピン接合部、固く粘り強いラーメン接合部、高耐力壁、高耐力水平構面などにより耐震性を高め、自由なプランニングを実現可能とします。耐震性能を検証するためにさまざまな実験を行っており、国立研究開発法人防災科学技術研究所などで行った実大振動実験では、阪神・淡路大震災クラスの地震に耐えられることが実証されました。その他、公的機関でのピン・ラーメン接合部単位での検証試験、トラスやラーメンのフレーム試験、ナットの振動実験などを行い安全性を追求しています。

2. 鉄の特性を最大限に活用

コネクタは有限要素解析(FEM解析)により強度や形状を最適化しています。鉄の特性を最大限に活用し、通常時は固く変形しにくい一方、大地震の際には地震エネルギーを吸収して粘り強さを発揮するように設計されています。

3. 耐火性の向上

コネクタは燃え代設計に対応しています。木材の着火温度は260℃前後であり、この温度に達すると燃えて炭化層を形成します。この炭化層は断熱材のような性質を持ち、木材内部への熱の侵入を軽減するため、熱で溶ける鋼製コネクタを火に強い木材で包み込むことで、耐火性の高い木構造を実現します。

4. 美しい接合部

コネクタは木肌の美しさを損ねないように設計されており、ピン接合部のみならずラーメン接合部にもコネクタが隠れるタイプを用意しています。さらに木栓や木カバーも用意し、高い意匠性の実現を可能としています。

5. 自由度の高いプランニング

ピン接合部、ラーメン接合部、高耐力壁、高耐力床構面、ブレース、トラスなど、プランニングに応じて最適な製品を接合部単位で自由に組み合わせて構成することが可能です。大空間・大スパン・大開口、また壁や柱を自由に配置したプランニングも可能となり、車庫など小規模なものから学校などの大規模建築まで幅広く対応します。

6. 物件に応じた製品開発

既存製品の組み合わせだけではなく、特注製品の開発も可能です。開発、試作、実験、検証を自社で行う体制を整えており、大規模建築物の実験にも対応した100tクラスの試験機も保有しています。ボルトの引張試験などの要素試験から接合部試験、フレーム試験まで対応し、治具の製作も可能です。またオリジナル特許技術を多数保有しています。これらの開発力が認められ、東京大学や京都大学などの研究機関との共同開発や共同研究にも取り組んでいます。

7. 徹底した品質管理

コネクタにはJIS規格で管理された材料のみを使用し、ミルシートによる材質管理を行っています。また、用途や使用状況、形状に応じて最適な表面処理を施し、塩水噴霧試験などで耐久性を検証しています。さらに複数回の厳重なチェックで品質を管理する体制を構築しています。

8. 高精度の木構造フレーム

正確な木材加工と確実な施工により、非常に精度の高い木構造フレームの実現が可能です。プレカット工場であらかじめ加工される構造躯体は図面通りに正確に建ち上がり、またコネクタが木材内部に隠れるためパネル構法を採用する場合にもパネルを切り欠く必要がなく、断熱性能を損ないません。

9. 施工性の高さ

施工には熟練技術を必要とせず、初めての施工者でも正確かつ迅速に施工できるシステムです。特別な施工道具も不要で、技術マニュアルに従ってドリフトピンの打ち込みやボルト締め程度の簡単な作業を行うだけで安全な建物となるように設計されています。また高所作業が少ないため施工の安全性が高い点も特徴です。

10. 正確なプレカット加工

コネクタに適合する加工をあらかじめプレカット工場にて行います。プレカットCADとプレカット機械の連動により正確な加工を可能とし、熟練した加工技術は必要ありません。施工現場にはプレカット加工材にコネクタを取り付けた状態で搬入されるため、確実でスピーディな施工が可能です。

11. 幅広い樹種に対応

木材の樹種は国産材から輸入材まで幅広く対応しており、国産ヒノキで木構造を構成するなど好みの樹種を自由に選択することが可能です。さらに、集成材はもちろん無垢材・LVL・ハイブリッド木材・CLTなどのさまざまな木質材料に対応しており、小中大断面やソリッド状の木質パネル材にも対応しています。

12. 多くの認定を取得

国土交通省大臣認定や日本建築センターの構造評定、日本住宅・木材技術センターの新工法認定など、権威ある第三者機関の審査を受け認められたシステムであり安心して使用できます。また全国で確認申請、長期優良住宅申請などのさまざまな申請に対応しています。

13. オープン工法を採用

施工性が高く施工者を選ばないため施工者登録は不要で、また加盟金などの負担なく利用できます。さらに日本全国各地に対応プレカット工場があり、国内すべての地域で利用が可能です。

ラーメン接合部等の高度な解析を含む構造計算はストローグにご登録いただいた構造設計者のみ行うことができます。登録料は不要です。詳しくはお問い合わせください。

14. 高度な構造計算

簡易的な壁量計算から高度な立体フレーム解析まで、さまざまな構造計算手法に対応しており、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と同様の手法で構造計算が可能です。用途、規模、プランに応じて最適な構造計算を行って安全性を確認できます。構造計算を可能とするために接合部の耐力データをそろえ、また特注コネクタを必要とする場合でも強度実験で耐力を実証できます。