実現できること

1. 強く美しく自由な木構造フレーム

木構造の強度は、木材自体はもとより接合部と構面(壁・床・屋根)の強度も非常に重要であり、木造建築物の耐震性は接合部と構面に大きく依存します。従来の木造建築は、壁と柱を増やすことで耐震性を確保するほかなかったため、プランニングが大きく制約されるという課題を抱えていました。ストローグのコネクタは、接合部の強度を高めることによって壁や柱の数を減らし、さらにピン接合用コネクタ、ラーメン接合用コネクタ、自由角度用コネクタなどを組み合わせて使用することでプランニングの自由度を格段に向上させます。制約から解放された木構造フレームは、大空間や大開口など従来は困難だったさまざまなプランニングの実現が可能となります。

大空間・大開口の講堂を木造で実現/東京大学 弥生講堂アネックス

2. 住宅から学校まで多様な用途・規模に対応

さまざまな用途の建物を木造で計画することが可能になります。十分な耐震性を備えながらオーナーや設計者の要望に応えた住宅を始め、地域材をふんだんに使用した木造庁舎や木のぬくもりを活かした幼稚園舎など大規模建築での導入事例も豊富です。また、狭小地のビルトインガレージや4階建都市住宅などのさまざまな規模の建物に対応しています。

屋根形状が特徴的な小規模平屋住宅/ツイノスミカ

3. 多彩な木構造フレーム

ラーメン接合部とピン接合部をフレーム内に混在させることが可能です。多層ラーメン、連続ラーメン、片側ラーメン、吹抜ラーメン、柱壁ラーメン、継手ラーメン、トラスなどさまざまな木構造フレームをプランに応じて構成することができ、基本となる柱勝ちラーメンはもちろん梁勝ち接合部も可能で、上下階の柱を自由に配置することができます。面材耐力壁や筋交い耐力壁とも併用ができ、ラーメンフレームを必要箇所のみに配置することでコストを考慮しつつ自由なプランニングが可能となっています。

地域の木材を活用した中大規模木造建築/住田町新庁舎

4. さまざまな木材、混構造に対応

さまざまな材寸、樹種への対応はもちろん、木造と木造以外の構造(RC造、鉄骨造)との混構造にも対応可能です。1階がRC造で2・3階は木造、一部鉄骨柱を用いた木造建築など、意匠やコストを考慮した柔軟な対応が可能となります。

鉄骨造に木構造を挿入した混構造建築/33年目の家

5. 大空間・大スパン

一般的な木造建築と異なり接合部で地震力に抵抗することができ、面材耐力壁や筋交い耐力壁を必要としないため大空間・大スパンの計画が可能です。間仕切り壁や柱のない大リビング空間はもちろん、9m超スパンの幼稚園舎やトラスで構成した20mの大スパン空間などを実現した実績があります。

9m超スパンの開放的な空間を木造で実現/東京ゆりかご幼稚園

6. 大開口

大空間・大スパンと同様に、一般的な木造建築では実現が難しかった大開口を可能とします。一面大開口でまったく壁のない建物はもちろん、四方すべてが開口部の建物の計画も可能となり、外部空間との一体感や眺望、開放的で明るい空間を実現します。

鉄骨造のような一面大開口を木構造で実現/O邸

7. オーバーハング・キャンチレバー

上層階が下層階よりも張り出し、上層階の下部空間を有効活用できるオーバーハング構造を木造で可能としています。また片持ち梁によるキャンチレバーも実現可能で、片持ちバルコニー、片持ち庇なども計画できます。

木造で2.4mのオーバーハングを実現/KA

8. 吹抜・登り梁・自由な天井高さと屋根形状

高耐力水平構面を使用することで大きな吹抜を実現できます。また高度な立体フレーム解析による構造計算によって、吹抜の大きさに応じて建物の安全性の検証を可能としています。立体的に開放感のある空間、2層にわたる高い天井、広い階段室、登り梁による屋根裏空間も実現可能です。切妻屋根はもちろん寄棟や陸屋根(水平屋根)、複雑な屋根形状も可能です。

一面大開口と3層の吹抜を実現/豪徳寺の家

9. スキップフロア・屋上利用

スキップフロアの実現も可能で、フロアの段差を反映した構造計算により安全性の検証にも対応しています。7層の異なるレベルがある住宅などでの採用実績があります。また屋上空間の利用も可能で、狭小地での屋上活用ニーズにも応えます。

スキップフロアとあらわし構造を実現/KMC

10. 用途変更・間取り変更

耐震性の高い構造躯体「スケルトン」を住戸内の内装設備「インフィル」と分離することで用途や間取り、設備の変更を容易にするスケルトン・インフィル住宅にも対応しています。コネクタは将来的なリフォームや増築が容易にできるよう設計されており、ライフスタイルや家族構成の変化への対応力、資産価値の維持といったスケルトン・インフィル住宅の特徴を活かすことができます。

屋上を設け室内空間との一体感も演出/上原O

11. 鉄骨造や鉄筋コンクリート造を木造へ変更

鉄骨造や鉄筋コンクリート造で計画されていた建物を、コストメリットが大きく環境負荷が小さい木造での計画へと変更することが可能となります。二酸化炭素を吸収し成長する木を建築物に利用すれば、建物内部に二酸化炭素を固定化することができるため、木構造は環境に優しい建物と言えます。

合宿型研修施設として使用される中大規模木造建築/京都大学大学院 思修館

12. 木の質感を感じるあらわし構造

木のあらわし構造を実現できるよう設計され、コネクタが木材の内部に隠れるため、美観を損ねることがありません。燃え代設計も可能となり、防火規制がある場合や中大規模建築物の場合にも木の質感を感じることができる木造建築物を実現します。

全体をあらわし構造とし柱には燃え代設計を採用/須賀の杜 hare terrace