中大規模木造建築物 BIM事例「住田町新庁舎」 / ラチス耐力壁による木と光の空間

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ストローグの各種コネクタを使用した、中大規模木造建築物「住田町新庁舎」が、グラフィソフトジャパン株式会社のARCHICAD BIM事例レポート 特別インタビューに掲載されました。

木材量約800㎥を使用した、延床面積2883㎡の木造2階建ての庁舎です。本物件は、Graphisoft社のArchiCADを使用し、BIMにより建主・設計者・施工者のコミュニケーションが密になることでの工期短縮、様々な接合部の取り合いや施工シミュレーションによる品質の高い設計・施工が実現された事例です。

構造部分では、稲山正弘教授(東京大学大学院)とストローグで共同開発した、Face.Latticeで構成されたラチス耐力壁が特徴的となっています。計31カ所で使用された住田町産の杉を使用したラチス耐力壁は、換算壁倍率で9.3倍相当の高耐力により、外の光を取り入れた明るく開放的な木質大空間を実現しています。

また、大規模物件のため、中大規模木造建築物用の梁受コネクタであるNode.HSMLがメインコネクタとして使用されました。中大規模用に標準化された製品であり、日本建築センターでの接合部評定も取得しています。専用せん断キーを使用し、中大規模用途に適した大きな耐力を発揮します。
Node.HSMLを含むストローグの既製コネクタを使用することで、特注コネクタの設計に要する時間やコストを削減することができます。材断面が大きい場合にもロングボルトやロングドリフトピン等の準備があります。

Node.HSML
梁受コネクタ:2,466個
せん断キー :3,507個

Face.Lattice
ラチス耐力壁:31カ所

掲載メディア
グラフィソフトジャパン株式会社 ARCHICAD BIM事例レポート 特別インタビュー

物件概要
物件名    :住田町新庁舎
設計・施工    :前田建設工業・長谷川建設・中居敬一都市建築設計 異業種特定建設共同企業体
意匠設計協力 :株式会社近代建築研究所
構造設計協力 :株式会社ホルツストラ
建設地    :岩手県
用途     :庁舎
構造     :木造地上2階建て
延床面積   :2883㎡
コネクタ   :Node.HSSNode.ColumnNode.FastenerNode.HSMLFace.Lattice

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ストローグの詳細は下記サイトをご覧ください。
→ ストローグで実現できること
→ ストローグのメリット
→Reports「一般的な金物工法とストローグの違い」

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