都心の木造長屋
東京都新宿区にある須賀神社の一角、準防火地域に建つ2棟からなる木造賃貸住宅です。最大奥行き1600mmの大きな軒が印象的な建築は、緑が多い神社の境内という周囲の景観に合うよう外壁には焼きスギ板が貼られ、室内も天井、床、柱も全て木で統一されました。柱には燃え代設計を採用し、190mm角の集成材をNode.HSSとNode.Columnで接合しています。木造の耐火建築物が法的に可能となって大型木造建築が都心部で実現した好例であり、また再生可能な資源である木材を利用して都市生活を持続可能なものにする可能性も秘めています。同時に、賃貸住宅として他構造の物件との明確な差別化を果たした実例でもあります。
須賀の杜 hare terrace
設計:株式会社ブルースタジオ
構造設計:Stroog.design
建築面積:310.28㎡
延床面積:598.70㎡
階数:地上3階
構造:木造
用途:長屋
写真:株式会社ブルースタジオ
使用コネクタ
Node.HSS 小規模用梁受コネクタ
Node.Column 柱頭柱脚コネクタ
Node.Fastener その他のコネクタおよびさまざまな接合具