「桐朋学園音楽部門仙川新キャンパス」

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12. 耐力壁(24倍相当)の柱脚に使用されたNode.Columnコネクタ(木材内部にはΦ45 Stroog.LSBを2本挿入)

  
13. Stroog.testによる換算壁倍率で24倍相当の耐力壁の強度試験

 

 

構造材だけで木材量約1,000㎥を使用した、延床面積約4800㎡の木造耐火構造4階建ての大学施設です。音楽大学ということで音と木の親和性が求められ、内外装にもふんだんに木材が使用されています。木造4階建ての大学、メンブレン型での1時間耐火構造ということで、固定荷重、積載荷重が大きいため作用する地震力が非常に大きくなりました。この条件から今までにはない耐力壁が必要となり、ストローグが開発したStroog.LSBを使用して、稲山正弘教授(東京大学大学院)、前田建設工業株式会社様で耐力壁の共同開発が行われました。本件で求められた耐力は、強度試験サービスStroog.testにより検証し、換算壁倍率で24倍相当の耐力壁が実現されました。この耐力壁を実現するためには高強度の柱脚接合部が必要となり、短期基準引張耐力が308kN、最大耐力462kNのNode.Columnコネクタ(Φ45 Stroog.LSB仕様)を開発しました。14mスパンの講義室で梁せい700mmの集成材が使用されるなど大断面集成材が多用されており、中大規模木造建築物用の梁受金物であるNode.HSMLコネクタがメインコネクタとして使用されています。

 

桐朋学園音楽部門仙川新キャンパス
設計:前田建設工業株式会社、隈研吾建築都市設計事務所
構造設計:前田建設工業株式会社、株式会社ホルツストラ
プレカット:株式会社中東
延床面積:4,765.21㎡
階数:地上4階、地下1階
構造:RC造(地下)+木造
用途:大学

 

使用コネクタ
NodeHSS
Node.HSS 小規模用梁受コネクタ

NodeColumn
Node.Column 柱頭柱脚コネクタ

NodeFastener
Node.Fastener その他のコネクタおよびさまざまな接合具


Node.HSML 中大規模用梁受コネクタ

StroogLSB
Stroog.LSB 各種ラグスクリューボルト


Stroog.test 強度試験を行うサービス

 

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