本物件は国立大学法人岡山大学が工学部と環境理工学部を再編統合して設置した新工学部において学生が学びながら、地域や企業との協業を充実させることを目的として計画されたCLTパネル工法による2階建ての校舎です。CLTパネル工法において国内最大級となる18×21.6mの無柱講義室、CLTと鉄骨の複合構造による透明なキャノピーが実現されました。建物自体が教材となるようCLTやそのジョイントは可能な限り現わしとされ、建築の仕組みが見える計画とされており、学生や地域の方々がモノづくりの醍醐味を感じられる校舎となっています。基礎とCLT壁パネルの接合部には、コネクタの応力伝達機構が明快で、アンカーボルトの設置誤差を吸収しやすく工夫した壁内蔵型のストローグの各種CLTコネクタが使用されました。
岡山大学共育共創コモンズ(OUX:オークス)
設計・施工:清水建設株式会社
構造設計:清水建設株式会社
監修・基本計画:隈研吾(岡山大学特別招聘教授)
延床面積:824.51㎡
階数:地上2階建て
構造:木造(CLT)
用途:大学
撮影:SATOH PHOTO
使用コネクタ
Node.Fastener その他のコネクタおよびさまざまな接合具
Stroog.LSB 各種ラグスクリューボルト
CLTコネクタ