二股に分かれる高架鉄道に挟まれた敷地に建つ中大規模木造のオフィスです。両脇の高架に沿って緩やかにカーブしながら広がっていくような末広がりの平面形状の建物となっています。木造あらわし架構とするため全体を5棟に分割し、内装制限のかからない「その他建築棟」3棟に、木造+鉄骨造の「耐火棟」2棟を挟みつつ、耐火棟も含め連続した一定のリズムを刻むような架構形式となっています。流れるような曲線の平面を構成するため、木梁の接合部にNode.Fastenerの角度付き梁受コネクタが1800個以上採用されました。あらわし構造の意匠を邪魔せず美しい木架構を構成しています。
烏森オフィス
設計:MARU。architecture
構造設計:坂田涼太郎構造設計事務所
延床面積:1920.23㎡
階数:地上2階
構造:木造、一部鉄骨造
用途:事務所
撮影:関拓弥
使用コネクタ
Node.HSS 小規模用梁受コネクタ
Node.Column 柱頭柱脚コネクタ
Node.Fastener その他のコネクタおよびさまざまな接合具