都心狭小地に建つ店舗併用住宅
都内の大通りから少し入った、間口4.5m・面積20坪程度の狭小地に建つこの「箱の家」は、1階が店舗スペースの併用住宅として計画されました。狭小地でも十分な内部容積を確保するため、105mm×105/2mmの登り梁を455mm間隔で配置、その中で主構造となる部分のみは105角の部材を1.8m間隔ごとに配置し、105mm角の棟木とコネクタで接合して必要耐力を確保しながら、そのコネクタが外部から見えない美しいあらわし構造を実現しています。またスラストを受けるタイバーは1.8m間隔で設け、その端部はNode.Forkコネクタで胴差と接合されています。登り梁と棟木の接合部強度はStroog.testの強度試験によって確認されました。
箱の家 151
設計:難波和彦+界工作舎
構造設計:佐々木睦朗構造計画研究所
延床面積:110.92㎡
階数:地下1階、地上2階
構造:RC造(地下1階)+木造(地上階)
用途:店舗+住宅
写真:小野田陽一(1-5)、新建築社写真部(6)
使用コネクタ
Node.HSS 小規模用梁受コネクタ
Node.Column 柱頭柱脚コネクタ
Node.Fastener その他のコネクタおよびさまざまな接合具
Node.Fork フォークエンドコネクタ
Stroog.test 強度試験サービス