本物件は、LVL材が基本構造体として使用された中大規模木造建築物です。屋根架構はRCスラブとLVL木梁の合成梁にて構成され、緩やかな曲線を描くLVL木梁が意匠上でも美しくあらわされています。耐力要素として、面材耐力壁とダイヤモンド型木質ブレースが配置され、それぞれ換算壁倍率で15倍相当となっています。この高耐力の耐力壁を実現するため、Node.Column(Stroog.LSB仕様)の短期基準引張耐力341kNなどの柱脚コネクタが使用されました。また、梁端部の接合部では、Node.HSSおよびNode.HSMLとStroog.LSBが併用され、せん断耐力と引張耐力に対応しています。
山陰開発コンサルタント新社屋
設計:株式会社小草建築設計事務所
構造設計:株式会社 TiS & PARTNERS
延床面積:742.53㎡
階数:地上2階
構造:木造
用途:事務所
使用コネクタ
Node.HSS 小規模用梁受コネクタ
Node.Column 柱頭柱脚コネクタ
Node.Fastener その他のコネクタおよびさまざまな接合具
Node.HSML 中大規模木造用梁受コネクタ
Stroog.LSB 各種ラグスクリューボルト