7.ラーメンフレーム一例(〇:ラーメン接合部、その他:ピン接合部)
山裾の住宅地に位置し、南北で緩やかに傾斜する、うなぎの寝床状の敷地に建つセカンドハウスです。東西面に外壁を立ち上げ、敷地中央に建物が配置されました。「庭の家」というタイトルは、家が「庭を意識してつくられている」ことと「庭のようである」ことの両方を指しています。1階は前庭から奥庭まで、内外共に「町家石」で仕上げられ、古材が醸し出す歴史感によってひと繋がりに表現されています。2階は庭の眺め方を主要テーマとし、部屋のイメージは木製の洞窟から出発されました。間口7.28m×10.01mの勾配天井の大空間と山を借景にした大開口により、景観を目いっぱい取り込んだ落ち着きのある空間となっています。この空間の構成にNode.Rigidによるラーメンフレーム10フレームが使用され、前庭から奥庭、背後の山へと繋がる美しい建物を実現されています。
庭の家
設計:Méga
構造設計:下山建築設計室
延床面積:132.49㎡
階数:地上2階建て
構造:木造
用途:セカンドハウス
撮影:©︎杉野圭
使用コネクタ
Node.HSS 小規模用梁受コネクタ
Node.Column 柱頭柱脚コネクタ
Node.Fastener その他のコネクタおよびさまざまな接合具
Node.Rigid ラーメン接合部コネクタ