建築知識ビルダーズが主催する、第2回日本エコハウス大賞2016にて優秀賞を受賞したパッシブハウス事例をご紹介します。意匠と性能の両面で優れた住宅として評価されました。
ラーメン接合部用コネクタNode.Rigid(ノード・リジッド)により構成された1層2連続ラーメンフレームにより、東側に8.46mの大開口を実現しました。多雪に対応するため、軒が深くなっていますが、軒先を透明ポリカーボネート板にすることで、冬期の日照エネルギーをこの大開口から取り込みパッシブ性能を確保しています。
本物件では、年間平均42円/日のランニングコストで冷暖房(夏26度、冬20度)を実現しています。また夏期は、屋根下にテントを取り付け、日射を隠蔽しながら大開口からの景色も楽しむことができます。
ストローグのコネクタは、柱や梁の内部に納まるため、一般的なホールダウン金物や補強金物と比べ熱橋対策をしやすくなります。また断熱材の施工に干渉することもないため、気密性が高まり、熱損失を抑えることができます。
Node.Rigidラーメンフレーム
1層1連続ラーメンフレーム :1フレーム
ラーメン中間柱 :105mm×360mm
ラーメン両端柱 :105mm×300mm
ラーメン梁 :105mm×360mm
物件概要
物件名 :米原パッシブハウス(認定申請中)
意匠設計 :吉岡昌一建築設計事務所
構造設計 :ストローグ・デザイン
建設地 :滋賀県
用途 :住宅
構造 :木造平屋建て
延床面積 :84.54㎡
コネクタ :Node.HSS、Node.Column、Node.Fastener、Node.Rigid
ストローグは、強く美しく自由な木構造フレームをプランに応じて構成することを可能とします。制約から解放された木構造フレームは、大空間や大開口など従来では困難だった多様な木造建築を実現可能とします。
ストローグの詳細は下記サイトをご覧ください。
→ ストローグで実現できること
→ ストローグのメリット
→Reports「一般的な金物工法とストローグの違い」
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