中大規模木造大学施設事例 / 木造ラーメンによる大スパン架構

ストローグのラーメン接合部用コネクタNode.Rigidなど、各種コネクタで構成した中大規模木造の大学施設の事例をご紹介いたします。

都内で建築中のRC造+木造3階建て耐火構造のルート3で計画された大学施設です。両サイドのRC造のコア部分で水平力を負担させる平面混構造で、木造部分は30m×42mの構成です。
短辺方向を6m×5スパン、高さ約7.6mの2層ラーメン架構(2層門型5連続ラーメンフレーム)とし、長辺方向に6m間隔で6フレーム配置されています。ラーメンフレームの柱は210×450mm、梁は210×600mmで構成され、接合部には各種Node.Rigidが210mm巾の材に2列で配置されています。その他のピン接合部は中大規模用梁受コネクタのNode.HSMLなど既製コネクタで構成されています。


Node.Rigid納まり参考図

 

Node.Rigidは、あらかじめプレカット工場様で取り付けいただくため、現場では梁を落とし込み少量のドリフトピンを打つだけで簡単に施工可能です。そのため鋼板挿入型の金物や引きボルト形式のラーメン接合と異なりスピーディーに建方が可能です。また、グルードインロッドのような接着剤を使用する形式と異なり、乾式施工であるため地組や養生も不要です。

また、RC造のコア部分と木造部の接合部では、必要耐力に応じて製作した、Stroog.LSBを使用したNode.RCで接合しています。RC壁に設置するアンカーボルトの許容誤差は±14mmに対応可能とし、せん断力も伝達できるような機構としております。その他、木造のピン接合部分でも応力が大きい柱-梁接合部でStroog.LSBを使用したコネクタを製作して対応しました。これらの製作コネクタは、すでに開発済みのコネクタを応用して製作したため、開発に時間を要すことなく対応できました。

物件概要
建設地  :東京都
用途   :大学
構造   :RC造+木造、地上3階建て
延床面積 :約3,270㎡
コネクタ :Node.HSSNode.ColumnNode.FastenerNode.HSMLNode.RigidNode.RC

 

中大規模木造の場合、大きな耐力や既製品で納まらない接合部が必要となる場合もあり、ストローグでは既製品以外のコネクタもご提案可能です。
自社で試験設備も持っているため、新たな接合部の開発からご協力することも可能です。
→ 非住宅・中大規模木造建築物における特注コネクタの製作

ストローグの詳細は下記サイトをご覧ください。
→ ストローグで実現できること
→ ストローグのメリット
→Reports「一般的な金物工法とストローグの違い」

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