東京駅丸の内北口にあるオフィスビル内にインフィルとして木質フレームを配置しました。カーテンウォール付近への配置となるため、地震時にガラス面と接触するなどしないよう、強固な構造躯体と構造計算による安全性の確認が求められました。構造計画としては、耐力壁を設けず、構造要素を柱・梁のみとし、柱梁接合部にて地震力に抵抗できるよう接合部を半剛接(Node.Rigid)としました。また、梁と柱がそのまま見えるあらわし構造となり、コネクタや加工穴などが露出しないよう、Node.RigidとNode.Seam(加工穴などが見えない接合部)を組み合わせた接合部が採用されました。
丸の内北口ビルディング 丸北ラウンジ
事業者:三菱地所株式会社
設計:株式会社メック・デザイン・インターナショナル
構造設計:ストローグ・デザイン
構造:木造インフィル
用途:ワークラウンジ
撮影:Koji Fujii / TOREAL Inc.
使用コネクタ
Node.Column 柱頭柱脚コネクタ
Node.Fastener その他のコネクタおよびさまざまな接合具
Node.Rigid ラーメン接合部コネクタ
Node.Seam スリット加工・ドリフトピン穴が見えない接合部