11.片側ラーメンフレームと上部ラーメンフレーム(〇:ラーメン接合部、その他:ピン接合部)
片側ラーメンフレームにより開放的なトンネル状空間を実現
都心の閑静な住宅地にある、間口5.5m・奥行き18mの細長い敷地に建つこの住宅は、1階がRC造、2、3階が木造の混構造となっています。奥行きが長い場合、通常は内部に耐力壁を必要とするためトンネル状の大きな空間を計画するのが困難ですが、2層の片側ラーメンを計2フレーム内部に配置することで、開放的なトンネル状空間を実現しています。また、ファザードの3階大開口を実現するため、3階の肩部のみNode.Rigidコネクタでラーメン接合部とし、同時に2mオーバーハングを木造で実現しました。
羽根木 I
設計:都留理子建築設計スタジオ
構造設計:KMC 蒲池健
延床面積:122.45㎡
階数:地上3階
構造:RC造(地上1階)、木造(地上2、3階)
用途:専用住宅
写真:淺川敏(1-9)
使用コネクタ
Node.HSS 小規模用梁受コネクタ
Node.Column 柱頭柱脚コネクタ
Node.Fastener その他のコネクタおよびさまざまな接合具
Node.Rigid ラーメン接合部コネクタ