2層門型ラーメンフレームと1層門型ラーメンフレーム(〇:ラーメン接合部、その他:ピン接合部)
北棟と南棟で構成されたオフィスや飲食店などが入った中大規模木造の商業施設です。当初は鉄骨造での計画でしたが、木造にすることで建物が軽くなり、地盤対策と基礎を簡素化できるためストローグの木造ラーメン構法が採用されました。これにより、鉄骨造では実現できなかった地盤対策とコストメリットの双方をクリアしました。ラーメン接合部用コネクタNode.Rigidにより構成されたラーメンフレーム(柱:105×300、梁:105×450)を長手方向へトンネル状に連続配置することで、間口5.4m奥行27mの無柱空間を実現しました。当物件は、1層門型が13フレーム、2層門型が13フレームの計26フレームのラーメンフレームで構成され、立体モデル解析により構造の安全性を確認しています。Node.Rigidのラーメンフレームを使用することで鉄骨造と同じプランをコストを抑えて実現することも可能です。
M’s GARDEN
設計:有限会社武田建築設計室
総合プロデュース:株式会社神谷デザイン事務所
構造設計:Stroog.design
延床面積:443.47㎡
階数:地上2階
構造:木造
用途:商業施設
撮影:石橋 マサヒロ(1-6)
使用コネクタ
Node.HSS 小規模用梁受コネクタ
Node.Column 柱頭柱脚コネクタ
Node.Fastener その他のコネクタおよびさまざまな接合具
Node.Rigid ラーメン接合部コネクタ