ストローグでは、各種コネクタを使用した木造建築の構造計算業務もご提供しております。規模は問わず、中大規模非住宅から住宅までご対応可能です。ラーメン接合部(Node.Rigid)を用いた建物の計算や、高度な立体解析での建物の安全性の確認、鉄骨造やRC造との混構造にも対応しております。
構法の概要
項目 | 内容 | |
諸会費 | 加盟金・入会金 | 不要 |
年会費 | 不要 | |
ロイヤリティ | 不要 | |
施工性 | 指定施工業者(資格) | 不要 |
コネクタの取り付け | 工場取付け済み | |
対応木材 | 集成材(国産材・輸入材) | 〇 |
KD材(国産材・輸入材) | 〇 | |
LVL材(国産材・輸入材) | 〇 | |
認定 | 認定・評定の有無 | 木造建築新工法性能認証(住木センター) |
接合部評定(日本建築センター) | ||
構造評定(日本建築センター) | ||
支援 | 構造チェックサービス | 簡易算定報告書(無償) |
梁の断面算定(有償) | ||
木材加工サポート | プレカット加工機で対応が難しい材の加工をサポート(有償) | |
特注製作コネクタの製造 | 〇 | |
強度試験 | 自社で試験装置を完備 | |
製品・構法の特長 | 門型ラーメンフレーム | 〇 |
対応階数 | 3階以上も可 | |
最大スパン | 制限無し | |
同階の連続配置 | 制限無し | |
連続ラーメンフレーム | 〇 | |
片側ラーメンフレーム | 〇 | |
柱壁ラーメンフレーム | 〇 | |
吹き抜けラーメンフレーム | 〇 | |
勾配ラーメンフレーム | 〇 | |
鋼製ブレース | 〇 | |
トラス | 〇 | |
制振装置 | Face.Damper |
構造計算対応内容
項目 | 内容 | |
可能なプラン | 大開口 | 〇 |
大空間 | 〇 | |
大吹抜け | 〇 | |
無柱空間 | 〇 | |
トンネル空間 | 〇 | |
傾斜壁プラン | 〇 | |
平面不整形(平面斜め、コの字プラン等) | 〇 | |
オーバーハング | 〇 | |
スケルトン&インフィル | 〇 | |
スキップフロア | 〇 | |
狭小地インナーガレージ | 〇 | |
構造計算(有償) | 非住宅・中大規模木造対応 | 〇 |
大スパンの対応 | 〇 | |
ラーメンフレームの設計・計算 | 〇 | |
トラスフレームの設計・計算 | 〇 | |
立体フレーム解析 | 〇 | |
混構造の対応 | 木造+RC造 ・ 木造+S造 | |
付帯RC造の対応 | RC造(擁壁、防護壁等) | |
付帯S造の対応 | S造(鉄骨階段、EVシャフト等) | |
許容応力度等計算(ルート2)の対応 | 〇 | |
現場管理 | 〇 | |
性能証明書 | STROOG.id |
日本全国の案件で構造計算のご対応が可能で、北海道や沖縄、奄美大島などの離島でも実績がございます。ラーメン接合を使用して狭小地でも大きな開口部を実現できることから、限られた敷地での計画が多い都市部を中心に多くのご相談をいただいております。
以下に、これまでいただいたご相談の一例をご紹介いたします。
◎納まりが特殊なため接合部の検討も含めて相談したい
特殊屋根や多角形など平面不整形の建物など、在来工法や一般的な金物では納まりや接合部の検討が難しい場合があります。ストローグでは必要に応じて特注コネクタのご提案も含めた構造設計のご提案が可能です。
事例:特注コネクタにより10方向の梁を丸柱で受けた保育園兼住宅
◎保育園や商業施設、事務所のような規模の建築を木造で検討したい
非住宅のような中大規模木造でも既製コネクタを用いて構造設計が可能です。物件に応じて特注コネクタを製作して適宜使用することもできるため、中大規模木造建築の計画においてより自由度が高い設計が可能となります。
事例:9m×12mの遊戯室を既成コネクタで実現した認定こども園
◎木造で大空間、大開口を実現したい
ラーメン接合部(Node.Rigid)やトラス接合部(Node.Free)を用いて一般的な木造では実現できないような空間のご提案が可能です。
事例:Node.Freeで構成した張弦トラスで実現した事務所
◎木造のラーメン構法で柱や壁をなくしたい
ラーメン接合部(Node.Rigid)を用いたご提案が可能です。Node.Rigidは、ラグスクリューボルトであるStroog.LSBを使用することで、金物が持つ粘り強さを利用でき、また高い耐力と高い剛性を確保します。
事例:Node.Rigidでスパン10m、奥行き9.5mの木造スケルトンと大開口を実現した住宅
◎狭小地でのビルトインガレージを木造で計画したい
柱脚部の強度を高めた柱壁ラーメンを360mmや450mmなどの幅狭の高耐力壁とみなして使用することができます。また、片方の柱のみをラーメン接合にすることで、反対側の柱を105mm角などの細い柱で成立させる片側ラーメンも可能なため都心部で僅かなスペースをも有効利用することが可能です。
事例:片側ラーメンで、車2台ビルトインガレージを実現した住宅
◎多角形などの特殊形状やスキップフロア、オーバーハングなど複雑な木構造を実現したい
地震や風により建物へどのように力がかかりどのように変形するかを、三次元的にモデル化して立体解析という手法を用いて検証することで建物の安全性を確認します。
事例:八角形の建物を中心に柱を設けず立体解析で安全性を確認した建築
◎S造、RC造で計画中の中大規模建築物を木造で検討したい
ストローグの各種コネクタを併用することで、鉄骨造やRC造で計画されていた建物を、コストメリットが大きく環境負荷が小さい木造での計画へと変更することが可能となります。木造のラーメン構法やトラス構法にも対応しているため、鉄骨造やRC造のように大スパンを飛ばしたり大開口・大空間も実現できます。
上記のような内容や、その他の構造計画でお困りの際は、まずはお気軽にお問合せください。ご相談をいただけましたら、まずは簡易算定という形でプランの簡易的なチェックと構造計算の御見積をご案内いたします。
物件内容に応じた特注コネクタのご提案や、構造躯体の御見積のためにプレカット工場様のご紹介も可能ですのでお気軽にご相談ください。
→ Contact Form(物件相談) ※ご希望の項目「物件相談」をご選択ください。
また、ウッドショックの影響(2021年7月現在)で輸入材を中心とした集成材が入手困難な状況となっており、集成材での試験データのみを扱っている金物では国産KD材で構造計算が進められないということもあります。
ストローグの場合は、JAS製材(E50-D20)を含む様々な樹種で試験データがあるため、木材の選択肢を広げて構造計算のご提案が可能です。
◎梁受コネクタNode.HSS等の対応木材
・スプルース同等集成材(E95-F315、E105-F300 同等以上)
・スギ同等集成材(E65-F255、E65-F225 同等以上)
・KD材(E50-D20 同等以上)
・LVL材(60E-225F 同等以上)
※ラーメン接合部分は集成材が必要となりますが、国産スギ等を使用した集成材にも対応しています。
ストローグの詳細は下記サイトをご覧ください。
→ ストローグで実現できること
→ ストローグのメリット
→ Reports「一般的な金物工法とストローグの違い」
ご不明点・ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
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